STRUCTURE 構造
基礎杭
基礎は、オールケーシング工法による場所打ちコンクリート拡底杭を採用しており、約32~33m地下にある強固な支持層まで13本打ち込み、建物をしっかりと支持します。
床ボイド・二重天井
約230~275㎜厚のボイドスラブを床のコンクリートスラブに採用し、小梁のないすっきりとした住空間を実現することが可能です。さらに床は遮音等級[ΔLL(Ⅰ)-4]のフローリングを採用し、天井は二重天井としています。
遮音性の高い戸境壁
戸境壁には鉄筋を二重に組むダブル配筋を採用。強度・耐久性に優れ、さらに約180㎜(一部200㎜)のコンクリートの厚さで遮音性も高めています。
コンクリート強度※1
供用限界期間※2がおよそ100年であるとされている設計基準強度Fc:30~45N/㎟のコンクリートを採用しています。これは1㎡あたり約3,000~4,500tの圧縮に耐える強さを示しています。また、コンクリートの調合に使用するセメントの重量に対する水の重量比率を50%以下に設定。これによりコンクリートの中性化を抑えて鉄筋の劣化を防ぎ、頑強な造りを維持します。
溶接閉鎖型帯筋
地震の揺れに対して粘り強い構造を実現するため、柱の主筋に巻く帯筋には継ぎ目を溶接処理した溶接閉鎖型帯筋(一部除く)を採用しています。これにより従来の非溶接型帯筋に比べ、柱にかかるせん断力への主筋拘束効果の向上が期待できます。
水廻り遮音対策
約9.5mmのプラスターボード壁内にグラスウールを充填し、遮音性・プライバシーを高めています。
排水管遮音対策
生活排水音を軽減するために、キッチンやトイレの排水管には遮音対策を実施。住戸内での音漏れにも配慮しています。
耐震枠付玄関ドア
万が一の地震の際にも避難経路を確保できるよう、玄関ドアは枠とドアの間に隙間を作り、枠が歪んだ場合でもドアが開く設計としています。
アウトポール設計
家具等のレイアウトの自由度を上げた、柱の張り出しがないリビング・ダイニング。また、室内の大梁の出っ張りも少なくなり、頭上のすっきりとした空間が実現します。(一部除く)